スキップフロア構造で無垢材など自然素材を使用するBino（ビーノ）は、コストパフォーマンスがよい住居として人気です。耐震構造も完備し、長期優良住宅対応が施されています。そのBinoもまれに購入後に後悔したという声を聞きます。事前に対策しておけば後悔せずに済む場合もあるでしょう。本記事で、Binoを購入しても後悔しないポイントを解説します。
1. Bino（ビーノ）の特徴、実績
まずは、Binoの特徴や実績について、詳しくご紹介していきましょう。
1-1. 8,000棟以上の実績
Binoを運営するイビケンは、岐阜県大垣市にある創業50年を超えた、流通業とメーカーを合わせもつ建設会社です。同社の規格住宅Binoは、累計8,000棟以上を施工した実績があります。自然素材を使った「遊びと暮らすを同時に叶えるライフスタイル住宅」として、根強い人気がある商品といえます。
Binoの特徴は、空間を無駄なく利用できるスキップフロアが採用され、品質の高い規格住宅で、コストパフォーマンスがよい住宅です。規格住宅ながら平屋・二階建て・小屋など豊富なラインナップがそろっているのもBinoの特徴です。
2. Binoで後悔することもある
さまざまな実績も多いBinoですが、人気のBinoの住宅にも、状況や施工内容により後悔する方がいらっしゃいます。これからBino住宅を求めようとしている方に参考となるよう、後悔したという内容について詳細に紹介します。
2-1. まめな手入れが必要
Binoの住まいの特徴でもあり人気のポイントが、無垢材の床やウッドデッキなどです。自然な木目が木材特有の温かみを感じさせますが手入れは大変です。ワックス掛けや塗装など、最低でも年に一度は大規模なメンテナンスが必要になります。また定期的にメンテナンスしていても、豪雪や豪雨に直射日光など、事前環境が厳しい自然環境のなかでは、メンテナンスがさらに必要になるのです。
こまめにメンテナンスをしても、屋外で雨にあたるウッドデッキは10年ほどで全交換が必要になるケースが多くあります。Binoについては、メンテナンスの手間や費用について充分に理解しておきましょう。
2-2. 標準仕様では断熱効果が不足することも
Binoはスキップフロアや吹き抜け構造が特徴で、そこが人気ポイントでもあります。間仕切りを無くす事で開放的な空間を演出できるのですが、間仕切りが無い分冷暖房効率は悪くなります。光熱費が高騰するおり、冷暖房の効率が悪い点はBinoのウイークポイントです。断熱処理はされていますが、天候により標準仕様の断熱材では室内の冷暖房が不足することもあります。工事前に断熱材についてはアップグレードにした方が、より快適な住環境を実現できる可能性が大幅にアップします。
2-3. 車いすには不向きなことも
Binoで建てる建物はスキップフロアの家です。階段が多くなるだけに、高齢や事故で、体が不自由になったときに使う車椅子には向いていないことがあります。段差が多く車いすだと立ち入れない場所があるでしょう。
Binoの家では構造的に、高齢者向けのホームエレベーターを増設するスペースがなく、エレベーターの増設ができないこともあります。将来、車いすを使用する恐れがある場合は1階だけで生活できるように対策を講じておきましょう。
3. 加盟店によってBinoの施工技術に差がある？
Binoはフランチャイズ専門のブランドです。100店ほどの加盟店があります。日本各地に施工店があるため、各施工店により特徴があり、技術レベルや施工技術はすべて同一でなくバラつきがあります。施工技術について満足いく仕上がりを目指すためには、複数の会社を比較検討して最適なところに依頼することが大切です。
3-1. 同価格帯の競合他社と比較する
Binoの家にこだわることは必要ですが、同価格帯や少し価格帯が上のハウスメーカーも含めて、他の住宅会社や工務店と比較検討を行う事も大切です。規格住宅を扱っているブランド住宅は多数存在しています。その価格を参考にして、Bino住宅を施行する工務店に相談すると、無駄のない適正な価格が把握できるでしょう。住宅は価格が高い買い物だけに、住宅性能やデザイン面もしっかり比較検討を行えば費用相場が把握でき、料金で後悔する確率が大幅に抑えられます。
4. まとめ
Bino仕様のマイホームを購入するときに、後悔しないための注意ポイントをご紹介してきました。定期メンテナンスや断熱対策などを事前に理解しておくと、満足できるBinoハウスを求められます。ぜひとも、おしゃれでモダンなBinoの家に住みましょう。
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